ニュージーランドの南島でウーフ。ー後編ー
前編をご覧になっていない方はまずは前編へ!!
ウーフをしていると、新しい発見がたくさんあります。
日常とはかけ離れた生活はとっても新鮮。
どんなお仕事をしたの?
「作業でわからないことがあれば、何でもいいから聞いてね」
とおばあちゃんから言われていたので、やりやすかったです!
皆さんも(ウーフに限った話ではないですが)、言語が違うと勘違いしていてトラブルになることもあるかもしれないので、「正しく理解できているか怪しい」「わからない」と感じたときはしっかり確認してから行動しましょう。
私はおばあちゃんが説明してくれた内容をよくリピートして確認していました。
説明が難しい場合などには、実際にどうすればいいのか見せてくれたり、絵に描いてくれたり字に書いて示してくれたりするので、英語力は実際そんなに関係ないです!
悪天候以外の日は農作業
天気が大雨だったり、土が雨でネチョネチョすぎる日は可哀そうだからと屋内での仕事を与えてくれましたが、普段は外で力仕事です。
屋内での作業は基本、窓拭きや掃除機がけで日常私たちがするのと大差ないので、ここでは割愛させていただきます。
外での作業はいろいろありました!
牛さんの糞と藁のお片付け
牛さんたちのした立派な糞を取って、不要な藁を集めてトラクターに乗せていると…
牛さんたちが近づいてきて、めっちゃ急接近!
2頭ともメスなんですが、左の子なんか色気半端ないです(笑)
色目使いでカメラ目線。角度もバッチリ!
思わずドキッ♥♥
彼らは私が糞を片付けている目の前で、平気な顔して新しい糞をしてくれちゃいます。
お仕事増やしてくれてありがとう。
この糞と藁は別の場所に積み上げ、約6か月かけて質の良い土を作り、次の春に植物を植えるときに使うそうです。
至る所に糞が落ちており、おかげさまで普段使っていなかった腕が初日から筋肉痛。
でも結構筋肉痛好きなんで、嬉しかったですけど(笑)
牛さんの農場(牧草地)に入るのに、長いケーブルがまたがっています。
これに直接触れると、ビリビリっと電気が走るので気を付けましょう(間違って触れても死にはしませんのでご安心を)。
ちなみに私は誤って触れたので、若干ビリビリしました(笑)
外し方を教わり、最初の頃は恐る恐る外していました。
「もしも、外して取り付けるまでの間に農場内の牛さんが外に出てしまったら、そのままにして呼びに来てね」
と言われていました。
え、怖い…(笑)
でもここの牛さんは突進してきたり襲ってきたりすることはないから安心してとのこと。
過去に脱走したこともあったみたいで、おばあちゃん1人で農場内に牛さんを戻すのに1時間くらいかかったこともあるだとか!それは大変。。。
牛さんたちの農場のお掃除には、作業しやすいように、まずトラクターで農場内に入る必要があるんですね。
ケーブルを取り外し、中へ。
この辺かなぁと、仕事しやすい位置にトラクターを止め。
よし、早く外したケーブルを取り付けないとな!
と思い、ふっと振り返ると牛さんが!1頭脱走。また1頭。そしてまた1頭。
なんてこったー!!!3頭の牛さんが農場外をのしのし歩いています。
柵があるので道路に飛び出すことはないですが、急いでおばあちゃんを呼びにいきました。
おばあちゃん、飼い犬Whispy、私の3人で協力し合い、どうにか3頭の牛さんを農場内に戻すことに成功。
これは申し訳なかったですね。もっと早くケーブルを取り付けていれば、こんな事態にはならなかったしれないですし。
トラクターがとろいんでしょうか、私がとろいんでしょうか。。。
機敏に動けるよう頑張ります!
初めてのトラクター運転
時速10キロでブンブンとトラクターを飛ばしてました(笑)
T字路でバックするときには、ヒーヒーハーハー言いながら。。。
速度をうさぎさんにすると速く、カメさんにすればとろくなります。
私は怖いので、とろとろのカメさんでいつも運転していました。
でもカメさんは最終的にはうさぎさんを追い抜いて勝つんですよね!!!(笑)
ペーパードライバーの私でもトラクターを運転できたことに感動。良い練習にもなりました。
T字路では木の柵にぶつかり、事故りかけましたが、、、
トラクターから降りて、傾いた木の柵を直して、何事もなかったように済みました!ラッキーです。
トラクターでもこんなんなので、車の運転は先が思いやられます。。
ですが、さすがに3日間トラクターを10キロで走っていると、遅いなぁと感じ15キロとかで走れるようになりました。20キロはまだ怖いですねー。私の農場というわけでも、トラクターというわけではないので、変に調子こいて速度上げて事故ったら嫌ですし(笑)
ビニールハウスでの作業
晴天のときだけでなく、天気がぐずついている日も屋根のあるビニールハウスで働いていたこともありました。
まずは、生い茂っている雑草を抜きます。雑草を抜いていると、土の中からお芋がホイホイ出てきました(笑)
抜き終わったら、マッシュルームコンポスト(マッシュルーム堆肥)をトラクターでビニールハウスまで運びます。
ビニールハウス内までトラクターじゃ入れないので手前で停車。
コンポストをショベルで毎回エイサホイサと運び、見栄え良くしていきます。
コンポストを敷いたあとは、藁をのせていきます。藁の塊があればバラしてのせます。
この藁は雑草が生えてくるのを妨げる効果があるみたいです!
のちのち何かを植えると言っていました。
右側は完成!
左側は別の日に右と同じように完成させました。
ショベルそのものが重いのに、プラス土の重さで筋肉痛は5日くらいずっと続いていた気がします。(普段からもっと鍛えてるべきですね笑)
日本語を教えました!
これはウーフでは、どちらかというと珍しいことですね!
でも意外とニュージーランドで日本語を独学で学んでる外国人に会いました。
おばあちゃんが日本語を3か月くらい勉強していて、アプリを使ってリスニング(会話文)中心に学んでいました。勉強中に質問があれば、私がそれについて答えるという感じ。
来年(2019年)3月に夫婦で日本へ旅行に行くので、その時までに少しでも話せるようになりたいと。英語圏でないところで大変さを味わってみたいと、日本語を毎日勉強しているおばあちゃん。
すごいです。尊敬します。。。
私は生まれも育ちも日本。普段疑問も持たずに自然と日本語を使ってきたので、おばあちゃんからの質問には四苦八苦してました(笑)
・なんでyour wifeは「奥さん」で、my wifeは「嫁、家内、妻」などいろんな呼び方があるのか。
・なぜ4月は「しがつ」と読み、「よんがつ」ではないのか。
・数える時、1(いち),2(に),3(さん),4(し),5(ご),6(ろく),7(しち),8(はち),9(きゅう),10(じゅう)なのに
カウントダウンするときはどうして7(なな)、4(よん)だけ呼び方が変わるのか。
など、私にはうまく説明できませんでしたねー(笑)
誰かご存知でしたら、どなたか教えて頂けると嬉しいぶ~♪
猫のsnuggleもひと仕事!?
いやぁ、飼い猫のsnuggleは仕事が出来る子なんですよ。
ガサガサッ!!
ものすごく素早い音が聞こえたんです。
さっきまで私の部屋に一緒にいたsnuggleが動いた音?
かと思い、振り返ってみると…
やっぱりsnuggleでした。
ん???でも待ってください。何か、、、くわえてません?
ね、ねずみ~!!!
トムとジェリーの生中継が繰り広げられていました!
いつもの可愛いsnuggleとは打って変わる…獲物を捕らえる鋭い顔つき。
ねずみちゃんがあまりに小さかったんで、なんだか可哀そうでした。
その後、ねずみちゃんは逃げたんですがWhispy(飼い犬)も協力して捕まえていて、ねずみちゃんの行方はわかりません。
この出来事をおばあちゃんに伝えると「よくあることよ」と。
よくあるのか!?
私は生まれて初めて見た光景で衝撃的だったのに。まず、ねずみの出るお家に滞在したことがあまりないですし。
こちらのWWOOF、おすすめできます!
ウーフの仕事内容などは受け入れ先によって異なりますが、ウーフについて今まで知らなかった方も、なんとなくこんな感じなんだというイメージをつかんで頂ければと思います。
おばあちゃんがいつまで日本語の勉強を続けるかは謎ですが、海外が初めてとか、英語に苦手意識を持っている方には特におススメできるかなと感じますね。
日本に興味を持ってくれている方とだと、話も弾みやすいですし。
あ、あとホストのおばあちゃんが大のパズル好きなのでパズルが好きな方にもおすすめです!
1000ピースのパズルをた沢山持っていて、2人で6時間以上もパズルしていた日もありました。
私は1000ピースものパズルなんてやったことなく、パズル自体苦手であまりやるタイプじゃないんですよね、、、
なのでおばあちゃんに「パズルやろうか」と言われないかと少しビクビクしてた時もありました(笑)
この写真。ご飯はもちろん美味しかったんですが、見せたかったのはそれではなく、その後ろにあるパズルのピース。
食べながらもやるくらい、おばあちゃんはパズルに夢中なんです(笑)
消化に悪そうなので、私はパズルを続けるおばあちゃんを見ながらモグモグと食べていましたが(笑)
こちらのウーフにぴったりの人まとめました!
★動物・自然・田舎好き。
★パズル好き。
★ホームメイドの食パンやチーズが食べたい。
★日本語を教えたい。
★ウーフ初心者!
★海外初心者!
★キリスト教の教会に抵抗のない人(週に1度教会に行き、歌ったりします。モダンな教会なので音楽も現代のキリスト教の曲。個人的には親しみやすいと思います。終わり際にクッキーやコーヒー・紅茶も自由に頂けました)
とても柔軟なホストで、以前に耳の不自由な方も受け入れており会話が出来ない為、言いたいことを全て紙に書いて会話していたそうです。
さらに、過去に軽度の犯罪を起こした人も受け入れています。私の次に受け入れた方がそうでして、私も2度お会いしたことがありました。
過ちを犯してしまったものの、キリスト教信者になってから、人が変わったらしいんです。私も前科ありと聞くまでは、普通にフレンドリーで良い方という印象だったので驚きました。
私が滞在した今回のホストは、とてもあたたかい夫婦でした。
おばあちゃんはたくましく、おじいちゃんは穏やかで物静かでしたね。
もしもこちらのホスト先について何か質問、興味等ある方は
『わく旅ぶーちゃん公式LINE』にご登録の上お問い合わせください(^^)
旅関連の記事や英語のフレーズなども、こちらの公式LINEにて定期的に配信しております🐽
もちろんウーフは、ニュージーランドだけでなく、日本・アメリカ・オーストラリアなどいろいろな国で可能です。
ウーフをやるにはやりたい国ごとに登録が必要です(登録は有料)。例えば、日本でウーフをやりたいなら「WWOOF JAPAN」、ニュージーランドでウーフをなら「WWOOF NZ」。
日本人だから、と「WWOOF JAPAN」に登録すればよいわけではないのでご注意ください。
★ニュージーランドのウーフの登録サイトはこちら。(登録するには”JOIN”をクリックし情報を入力していきます。)
※この記事の前編をご覧になってない方は是非チェック~~!