北海道震災後、小樽に行ってきました。
ニュージーランドのワーホリから1年ぶりに帰国し、1年以上ぶりの帰省(実家が北海道なので)では小樽に行きたいと思ってたんです。
ですが、2018年9月6日の早朝に厚真町を震源地とする大地震が起き。。。
この時期に旅行なんて少し不謹慎かな、とか
慎んだ方がいいかなという思いも少なからずありました。
でもずっと行きたいと思っていたし。。。
今回の大地震で北海道全体的に、ホテルや旅館などでキャンセルが相次ぎ、経済的ダメージも受けています。
皆が警戒して避けている北海道を、少しでも潤すために!
ということで、大地震のあった10日後の16日(3連休のど真ん中)に行ってきました。
実は地元での初ひとり旅だった!?
結局、小樽に1人で行ったわけですが、よく考えてみると地元でひとり旅するのって今回が初めてだったんです(笑)
そもそも北海道出るまで、インドアだったし周囲に興味もなくて、1人じゃ怖いしなんて思ってたような人間だったので。。
小樽って実家のある札幌から電車で1時間以内で行けちゃうんです♪ 近い!!
札幌は小樽と地震のあった厚真町の間にあります。(現在地の青い●は気にしないでください)
そして今回なんと7年ぶりの小樽!
道民なのに、青い海が見える電車の窓にへばりつきながら、道民とは思えないわくわく感を胸にゆらゆら揺られながら小樽へ。
こんなに近いのに、逆に今までなぜ行かなかったのか!!!自分を責めたいくらいですね(笑)
有名なガラスとワインは被害なし!
厚真町震度7に対し、小樽市は震度4。
小樽は地盤がしっかり目らしく、あまり揺れなかったそう。
停電にはなっても、ワインやガラスが落ちて割れたりというような被害は全くなかったと地元の人が話してくださいました。
経済発展に大きな役割を果たした小樽硝子
北海道でガラス、と言えば小樽を思い浮かべる人も多いのかと思います。
時代は明治24年(1891年)。井上さんという方が小樽でガラス工場を開いたことからスタートしました。
大正時代には、魚のニシンを中心とした北洋漁業が盛んとなったことにより、漁業で使用するガラス製浮き球の需要が高まりました。
またこの頃、北海道の家の中を照らす明かりでは石油ランプが主流。
浮き球と石油ランプ、この2つが小樽で硝子製造が普及したきっかけだそうです。
昔から浮き球を作る際、製造コストを抑えるためにラムネや牛乳瓶などの空き瓶をリサイクルしていましたが、2009年より新しいリサイクル資源として無害化した蛍光管の再利用も始めたらしいです。
もうすっかり秋の展示です。
秋の色ってあたたかみがあって良いですね~♪
そしてわく旅ぶーちゃんの仲間を発見。
他のお店にもぶーちゃん勢揃い!!!
お気に入りはなんといっても「ブーナス誕生」ですね。この寸胴体系でビキニを着こなしちゃう感じも羨ましいです。
ブタの長所も書かれていました。ブタは世界でも演技が良いんですよね!
いやー、なんだか自分が褒められているかのように嬉しいですね♪
このように、街のいたるところに、ガラス製の商品が売られているお店があります。欲しいのもあったんですが、数年毎にお引越しもしているし、ミニマリストを目指したいのでここはグッと我慢。
写メって買った気分に浸ることにしました。
ちなみに購入だけではなく、製作体験もできます。急に行って空きがあれば出来るかもしれませんが、予約はしておいた方が安全でしょう。
体験できるお店は「大正硝子 ほっこり家」だけでなく、他にもあるので挑戦してみたい方は是非!
個人的に上から2番目の「もやし」が気になります(笑)
日本でここでしか手に入らないイタリアワイン
ランチの待ち時間が1時間もあったので、うろうろしていると「ワイン試飲」の文字が。
空腹で具合が悪くなりそうな一歩手前だったので、何か胃袋に入れないとと思ってたので丁度良かった!と思い入店。
空きっ腹にワインなんて普通じゃないかもですが、良いんです。
よくわからないで入店したんですが、小樽なのにイタリアワインばっか。(ちゃんと入口にイタリアワインって書いてありました)
それもそのはず。ここはイタリアワインを販売しているところ。しかも意外と知られていないんですが、イタリアからワインを直接仕入れ販売しているのは、日本でもここだけなんだとか!!!
でもなぜ小樽でイタリアワイン???
小樽硝子のガラスは本場イタリアのものを輸入・販売しています。イタリアはガラスだけでなく、ワイン文化も盛ん。
美味しいイタリアワインも日本で味わってほしい、という想いからガラスと一緒にワインの輸入も始めたとのこと。
さらにこちらのお店でワイン1万円以上購入した方は、送料無料で郵送ができるらしいです!
試飲も美味しかったですよー(^^)
赤ワインは普段飲まないので、久しぶりでなんだか新鮮。
人気NO.1は、ワインやお酒が苦手な方でもすんなりと喉を通って美味しく飲めるワインでした。ジュースのよう。
甘いお酒が好きな方にもおすすめですね!
小樽と言ったらルタオ♪
やはり、ルタオはいつでも人気ですねー。
ルタオの店舗やカフェもあって、3軒くらい見ました。
ちょうど、ハローウィンに染まっていて観光客で賑わっていましたよ。
こちらがルタオ本店。
店の外ではルタオのチョコの試食があり、店内ではホワイトチョコクッキーの試食がありました。小樽はお腹を空かせて行くところですね。
もうハロウィン一色です✨
こんなメッセージもありました。田島隆宏さんの『人生という旅』という詩碑。
でもなぜ田島さんの詩がここルタオに?と思ったんですが、ルタオの河越社長が田島さんの写真詩集『うたごえがきこえる』に感銘を受けてつくられたそう。
確かに。。
抱えている悲しみや苦しみもマイナスだけでなく、プラスに働くんですよね。
悲しい、苦しいと感じたからこそ、気づくことや得られる感情があるわけなので。それで今の自分が存在するわけで。
思い出したくない嫌な過去やトラウマなんかも。
誰でも持っているわけで、だからこそ互いに力になりたい・支えたいと思うんですよねー。
「人生」という漢字そのものが、人と(助け合って)生きる。
「人を求めながら生きる」って大切なことだな~としみじみ考えさせられました。
ときには強がって人を頼らなかったりすることがあっても、心のどこかでは誰かを求めているもんですもんね。
深いです!
本店の他にもいくつか店舗が数メートル先にあります。ルタオのカフェもありました。
ルタオは震災による停電の影響で、冷蔵庫の中のお菓子が… という事態になりました。
せっかくの美味しい商品がダメになってしまうため、道行く人にお菓子を配っていたそうです。
たった1日の日帰り小樽ぷらり♪でしたが、この日で地元北海道愛が少し強くなった気がしました。
小樽の魅力はそれだけじゃないですよー!
是非是非、もっと小樽を知ってください♡♡