洞窟探検が教えてくれた人生において大切なこと!
今回のこの洞窟体験は、自分の生き方や人生について改めて考えさせられるキッカケになりました。
ファンガレイでウーフ(WWOOF)をしていたとき、滞在先の家族より「Abby cave(アビー・ケイブス)という洞窟が近くにあるよ!」と教えてもらい、
何も下調べもせず、ただGoogle mapで行き方だけ調べて出発!
洞窟わくわく!
行ってきまーす♪
洞窟までのアクセス
Abby caveは私のウーフ先のすぐ近くの公園(軽いハイキングスポット)からは徒歩約1時間で着いちゃう近さ。
市街地のi-SITE(インフォメーションセンター)からは車で10分!
気軽に行けちゃう距離です。
ニュージーランドに来たら多くの人が訪れる有名なオークランド(ニュージーランドで最も人口が多い)からは車で2時間ちょっと。
ファンガレイを訪れる方、目的地へ行くまでの通過地点である方も、
是非ここで足を止め、車を止め探検してみてください♪
大きな駐車場はありませんが、道路の脇に止めれるようになっています!
そしてすぐそこが入り口✨
早速洞窟へ行ってきまーす!
到着してすぐ洞窟があるわけでなく、最初は階段。
注意書きには、車の鍵をロックしたか・鍵を持ったか・所持品を隠したか・貴重品は持ったか…etcについて記載されています。
盗難なども十分にあり得るので、外から見えるところに盗まれて困る荷物が置いたまま出ないでくださいね!
階段を下りていくと、平らな道が続きます。
案内図などが書いてある看板発見。
持前の方向音痴を発揮しては困るので、地図だけガン見し、突き進みます!!
でも地図は至ってシンプルで、道に沿ってぐるーっと一周してまた元来た場所に戻ってくる感じだったので迷う心配はありません✨
木漏れ日の光を浴びて前進。
“CAVES”の方向(右)へ。
ちなみに”CAVES”は「洞窟」の複数形で、1つの洞窟を表すときは”CAVE”となります。
なので”Abby Caves”は1つの洞窟だけを指すのではなく複数の洞窟を総称して呼ばれているわけですね。
静かで、のどかです。
1つ目の洞窟にやってきましたー。
ORGAN CAVE!
むむむ、何やら注意書きが!
“WARNING(警告)”
「ここから先には洞窟がいくつかありますが、完全にあなた自身の責任のもとで入って下さい。これらの洞窟は安全の確認はとれておりません。」
のようなことが記載されてありました(笑)
え、そんな感じなの!?
若干ビビり始める私でしたが、とりあえず入って様子を見ることに。
写真じゃあまり伝わりませんが、ここはまだ大丈夫でした。
ただ地面が少しグジャグジャしていたくらい。
ハイキングシューズで来て正解です!
1つ目の洞窟は、道が少し細かったもののクリア?し、また道なりに進んで行きます。
写真左下にオレンジの▲が矢印として進む方向を示してくれています。
そのまま歩いていくと、”IVY CAVE”という2つ目の洞窟発見!
中へ入っていきましょー。
葉っぱをかきわけて。
岩がいっぱい。
もうちょっと進んで行くと、人の声がしました。
家族連れがいました。
お父さんと息子2人で来ているようで、お父さんとお兄ちゃんは少し奥の暗いところまで
懐中電灯で照らしながら入っていっているところでした。
暗闇の中に懐中電灯の光が見えます✨
私も降りて行って奥まで行こうか迷いましたが、ちょっと勇気が出ず撤退。
懐中電灯もないし、準備が不十分過ぎたかと感じたので。。。
入ったばかりの洞窟をあとにし、また平坦な道を進みます。
そうすると、目の前に太いワイヤーのようなものが姿を現しました。
…行き止まり?
かと一瞬思いましたが、これはご存知でしょうか。
そうです。これは電気柵。
なので直に触れない様に注意してください。死ぬほどの電力は流れないと思いますが、ビリっとくるはずなので(笑)
写真の青い〇で囲ったところが、フックになっているので引っ掛けてあるのを外して
普通に通っちゃってOK♪
外して通り抜けたら、またフックを元の位置に戻してくださいね。
その後歩いていくと、何やら印象的な大きな木が!
あたかも巨大な生き物が「わぁー!」とでも言っているかのよう。
このでっかい化け物のような木のあとにも、電気柵がありました。
なぜここに電気柵があるのかというと、恐らく牛が外に出ちゃわない様にする為です。
直接牛がいるのを目にはしなかったんですが、牛の糞が落ちていたので。気を付けてください。
牛の糞を横切り、歩き進めていきます。
すると、見覚えのある景色に戻ってきます。。。
この洞窟に来て”CARPARK”から”CAVES”の方に進み
ぐるーっともう一周し終わってしまったよう。
メインの洞窟はさっきの深い洞窟(IVY CAVE)だったみたい。。。
どうしよう、せっかく来たのにこれで帰るのもなんだかなーと思い、
迷って迷って、迷った挙句、、、
やっぱりIVY CAVEに戻って、奥の行けるところまで行ってみようと決心。
このまま帰るんじゃモヤモヤしたので、またさっき通った道を進みます。
ガチな洞窟へ戻ってきました。
戻ってきましたー。
誰もいなく、本当に私ひとり。なんか洞窟というかジャングルにも見えてきます。
岩が濡れていて滑るので下に降りるのも怖かったんですが、背負っていたリュックを岩の上に置いて邪魔になりそうな上着も脱いで、パーカーのファスナーをしっかり閉め、携帯はファスナー付きポッケに突っ込んで。
ちょっと降りたところから上を見上げるとこんな感じ。
さぁ、腕まくりをして降りていきます!!
ちょっと勇気要りますね(笑)こんな洞窟生まれて初めてです✨
岩の上が滑るので、もう裸足になろうかとも思いましたが。
どうなんでしょう。裸足の方が滑らないんでしょうか?
滑るものは滑るので滑りながら岩をつたって降りていきました。
本当に真っ暗で、懐中電灯やヘルメットが必要なレベルです(笑)
水です! 見えますか?
水の流れる音はしましたが、暗すぎて見えず。
水は普通に冷たかったです。
奥に行けば行くほど、足もとが水でいっぱいなのでこれ以上進めないという…
長靴だと滑りそうだし、こういう場合はどんな靴を履いていると1番良いんでしょう???
さぁ、ここまで来てあとはライトがなく見えないので諦めて戻ろうとしたときです。
ふと上を見上げてみると、そこそこ大きな岩々がありました。
これらの岩を滑り降りてきたんです。。。
さぁ、降りたのはいいものの登れるのか(笑)
そこまで考えてなかった私は、つくづく自分のアホさを鼻で笑うしかありませんでした。
「ん、ちょっと待てよ。降りれれば登れるかといったら…そんなことないかもしれない。。」
と気づいたのは見上げて岩を見たとき(笑)
降りるときはズルズル降りて、比較的簡単でしたが
登るときは滑るし、、、、
足を岩にひっかけ、自分の体重を腕で持ち上げて、ということになるので
下りのようにはいきません。
私以外に人もいなかったし、確か圏外になるレベルで電波も弱かったので
本当に戻れないとなった時はやばいかもしれない、とは思い若干焦りましたね。
でもどうにか登る岩を選んで、手が泥まみれになりながら戻ってくることができました(笑)
このまま洞窟で誰か助けが来るまで待たないといけない羽目になるところでした。
でも、行けるところまで奥に行ってみて良かったです!
行かずに帰るという選択肢を選んでなくて正解でした♪
洞窟探検から学ぶ人生。
ブログだけじゃうまく伝えられない部分はありますが、
振り返るとこの洞窟探検はまるで自分の人生のような気がします。
1つ1つの選択がとっても大事
一度素通りした洞窟。
奥があるのはわかるけど、暗くて見えない。
何があるかわからない。
ちょっと怖いな、こんな洞窟初めてで行ったことないし、大丈夫かな。
というような不安があります。
恐れから、その洞窟をスルーして進んで行きます。恐れによる不安から自分を守るためです。
でもずっと頭の片隅に「スルーした洞窟」があるんです。
行ってみればよかったかな?
足を踏み入れてみれば良かったかな?
そんな疑問が頭の中にぐるぐるぐるぐる、めぐらされます。
例えば、富士山の5合目をずっとぐるぐる回っているイメージです。
つまり、「やるか・やらないか」の2択の選択肢を考えているだけで
行動に移していない状況ですね。
でも「やる」(つまりこの記事でいう「洞窟に行ってみる」)選択をしたことで、行かなければ見えないものが少なからずいくつかあったはずです。
それは人生においても全く同じだと感じます♪
人生は選択の連続ですが、選択によって本当にその後の人生が変わってきます!!!
「やる」「やってみる」チャンスが巡ってきたら、それは掴むべきです。
何か迷うことがあれば、まずは自分で「やってみること」。それで判断すること。
自分の力・情報量不足による限界
私が洞窟の奥の奥まで行けなかったのは何故でしょう。
単純に準備不足です。
懐中電灯もない、靴も洞窟に適したものを身に着けていない。下調べも何もしてなかったから。
それに普段洞窟に行かないのでそもそも慣れていません。不慣れであることが生むのは不安。洞窟の中にどんなリスクがあるのかもよくわかってなければ、当然ですがわからないリスクに対してリスクヘッジはできません(笑)
洞窟の少し奥まで行って帰ってきて、入り口付近にあった看板をよく読んでみると、いろいろ書いてあったんです。
・「懐中電灯などのライト」「防水性の強い靴」「ヘルメット」が必要。
・1人で行くのは避けましょう。
・もし1人で行くなら、誰かに場所と帰ってくる時間を伝えてからにしましょう。
などと書かれてありました。
そんなことも知らずに1人で誰にも言わずに来ちゃってました(笑)
でも何も知らなくても洞窟に入ることはできます。
でもその先に進んで行くには、その洞窟について詳しく知る必要があります。
数多くの洞窟を経験する必要があるし、経験を積んでこそ成長につながります。
人生においても同じことが言えるなーと、当たり前かもしれないけど
そう思いました、とさ。
だから私はまずは経験のチャンスを掴みに日々を生きていきます(^^)
おわり。