外国人講師がいるからお仕事が楽しい。
とはいっても仕事中(特に忙しい時)…空気が読めないのか、全く関係のないことを話しかけられるときもあります。正直ちょっと迷惑。イラっとすることもあります(笑)
ですが、それ以外はとても楽しいです!
仕事終わりに飲みに行ったり、休憩時間にもご飯を一緒に食べたり。
休みの日にもハイキングやどこか遊びに行ったり、泊りがけで旅行にも行ったり、ときには朝まで飲んだりも…(笑)外国人のノリが楽しいです。
母国で働く方が簡単なのに、わざわざ日本に来て働きたいという彼らの考え方も好きですね。
国もアメリカ・オーストラリア・カナダ・イギリス・ニュージーランドなど。
いろんな国出身の方がいるので現地の情報も聞き放題。オススメの観光スポットや気候についてなど。
ネットで調べるよりも、実際現地から来た人に聞いた方が確かなことも多いですしローカルな人しか知らないような情報まで知れたりします!
また、国はもちろん、同じ国でも地域が違えば発音や使う英語やその意味が異なったりするので、それもまた面白い。勉強にもなります。
外国人講師同士でも、同じ英語をお互い話しているのにもかかわらず通じないときがあるみたいですよ。
例えば、アメリカ出身の講師がニュージーランド出身の講師の話すある単語や言い回しがわからなかったり。日本語でも方言のせいで、話が通じないときがあるのと似たような感じですね。
彼らは半年や1年あるいはそれ以上日本で働こうと思って来ているので、それなりの大きな覚悟があっただろうし、日本への興味関心も高いです。
何より生活するにあたって、ある程度の日本語が必要なため、その辺はスタッフがサポートしたりします(業務に全く関係のないことも…詳しくは下記)。
講師の中にはアニメオタクも結構居ますが、日本文化や日本語を学びたい方が多いので教えたりしているうちに仲良くなったり。
講師からのお願いで気づく、必要なサポート
業務とは無関係ですが、講師に頼まれて私が行ったことです(笑)
不在連絡通知書の電話番号へTEL
これは結構あります。
講師も多忙なようで自宅にいないことや夜遅く帰宅することも多いらしく、なかなか荷物を受け取れず。中には3枚くらいの不在連絡通知表を持ってきて
「これポストに入ってたんだけど、何なのか教えてくれない?」
なんて質問があったり。
今実物が手元にないので正確なことはわかりませんが、確かに通知書一面には日本語のみで英語での記述なんてなかった気がします。
結局、再配達希望の日時を聞き出して私が電話。
英語の音声ガイダンスとかあるんですかね??あればだいぶ助かります。
エアコンのリモコン操作説明
これは想定外過ぎましたね。
肌寒くなってきた秋。
日本に来てまだ間もない講師からこんなお願いがありました。
講師:「エアコンのリモコンの使い方がわからないから教えてほしい」
私:「いいよ~」
講師:「ありがとう!ちょっと待って」
とカバンから何を取り出したかと思ったら、リモコン!
わざわざリモコンを自宅から職場まで持ってきていたとは(笑)
講師:「家の中が寒くて。暖かくするにはどこのボタンを押せばいいの?」
なるほど。確かに、リモコンのボタンには漢字しか書いてなく、わからないのも当然です。
メインで使うだろうと思われるボタン(冷房・暖房・タイマー・風量・温度設定など)の説明を口でしてもメモに書いても、いまいちわかりにくい。。。
リモコンそのものをコピー機に挟んで読み取らせて印刷。
リモコンが印刷された用紙には英語でどのボタンが何なのか説明を書き、任務完了。
講師が失くした携帯を見つけ出すためタクシー会社へ問い合わせ
前日の夜に終電を逃し、タクシーを使って帰宅したとのこと。
朝起きたら携帯がないことに気づいたらしく…
タクシー会社に電話をして携帯の落し物がなかったか、確認をしてほしいと。
私:「どこのタクシー使ったの?」
講師:「うーん、黒いタクシーだった気がする。」
私:「・・・。」
講師:「○○駅から△時くらいに乗ったんだよね。」
私:「そっか。タクシー代払った時のレシートはないの?レシートにタクシー会社名書いてあるはず!」
講師:「それが探したんだけどなくて(笑)」
私:「・・・。」
タクシー会社なんて沢山あります。
結局、エリア内のタクシー会社を手当たり次第ググって、6社ほどピックアップして3社に電話かけましたがどこも携帯の落し物はないと。
その講師はiPadを持っており、携帯の在り処がわかるようにGPS機能をつけていてました。GPSによると携帯はこの辺にあるとGoogleマップを見せてくれたんですね。
GPSが表す位置周辺をよく見てみると、タクシー会社の駐車場付近を指していることが判明!!!
そのタクシー会社を調べ、早速電話しましたが落し物はないとのこと。
講師は自分の携帯を探しに、明日GPSの指す住所に行ってくると言い出し…
「行ってくるから、タクシー会社の社員さんに事情を説明するための日本語の文章を書いて欲しい」
と仕事を増やされました(笑)
・〇日、△時くらい、××駅から外国人2人で乗って□□で降りたこと
・GPSがここら辺を指しているので探しに来たこと
・携帯はiphoneで黒いカバーケース
などの情報を紙にタクシー会社宛てに日本語で書いて講師に渡しました。
次の日、講師から私の携帯に電話があって私がタクシー会社のおばちゃんと会話する羽目に。おばちゃんの言うことは講師にはあまりわからないし、講師の言うこともおばちゃんに通じないしで。私が改めて事情をいろいろ説明。
そうすると、数分後電話の向こうで叫び声が聞こえました。
「これか!?…あ、あったぞー!!!」
タクシー会社のおばちゃんの旦那さんなのか知りませんが、おじちゃんが大声を張り上げていました。
あとから講師から聞いた話では、やっと携帯が見つかりおじちゃんおばちゃんと一緒にハイタッチして喜び合ったとかなんとか。
普段、私たち日本人は日本語を使って何不自由なく暮らしています。外国人が日本で暮らすには言語の壁があり、生活していくにあたり少なからずサポートが必要となります。
でも実際にどういうところで躓くのかは、細かい部分までわからないものだなとこれらの経験を通して感じました。
こうした経験をしている講師だからこそ、私たちが海外で英語や他の言語ができなくて困っているときも、相手の立場に立って接することができるんでしょうね。