ここは穴場!?ニュージーランドだけどニュージーランドじゃない異国の地へ行ってきた話。
ニュージーランドの北島に、Whangamomona(ファンガモモナ)という1つの国があります。
ファンガモモナはニュージーランドにあるけど、ニュージーランドではない唯一の全く別の国。え!?どういうこと?ってなりますよね(笑)
ニュージーランドには飛行機やフェリーなしで行けちゃう、外国が存在するんです!
さぁ、早速行ってみましょー♪
ロトルアから出発‼
私たちは北島のロトルアという街から出発し、State Highway30を通り、32、41、そしてこれから紹介するState Highway43(別名Forgotten World Highway)を利用するルートです。
ロトルアからファンガモモナまでは、片道約3時間半くらいかかります。
道は少し霧がかかっていました。
ロトルアから車でビューンと順調に進んでいくと、晴れ間も見えてきて何やら長い階段が。
何があるんだろうという好奇心から、車をとめて階段を駆け上がってみることに。
川とその周りに生い茂る木々にかかる霧が神秘的。
駆け上った先に、これと言って何かがあるわけではありませんでしたが、見下ろすと意外と高くて足がガクガク。
知る人しか知らない⁉忘れられた国道…
当初はニュージーランドひとり旅で出会った現地人と、一緒に小旅行をしようという約束をしており、ニュージーランドの富士山に行くことになっていたんです。
ニュージーランドには富士山にそっくりな山があるんです(←その記事も時機にUPします♪)
この目的地(地図上ニュープリマスの文字の下)までの行き方は何通りかあって、当初は安全な①か②のルートで行く予定だったんですが、ファンガモモナに行くには③のルートで行かないといけない為、急遽ルート変更。
③のルートには途中、約2時間半(約155km)ずーっとガソリンスタンドも公衆電話も、電波もない!?
という…もしもの事態が起きたときにはちょっと危険かもしれない“Forgotten World Highway(忘れられたハイウェイ)”と呼ばれる国道43号線があるんです。
この国道43号線はニュージーランドで最古の遺産トレイル(道)なんです。
現地の友達に教えてもらうまで全く知らなかったので、本当にラッキー!
今回一緒に旅をした友達の兄弟や何人かの友達はForgotten Highwayを通ったことはあるらしいですが、友達自身は初めてだということでちょっとドキドキわくわく。
念の為、情報収集としてi-SITE(インフォメンションセンター)で資料をもらって、スタッフに質問も。
i-SITEのスタッフが言うには、ちょうど昨日夫と2人でツーリングで行ってきたそうで
全然危険じゃないし大丈夫よと。
ただガソリンスタンドはないから十分にガソリンを入れていくようにとアドバイスをいただきました。
私たちは車に燃料を入れ、さぁいよいよForgotten World Highwayへ突入です!!!
舗装されていない道路が味を出してくれています。
道の悪い道路をずっと走っていくと、長さ180mの小さなトンネルがあります。
1936年に作られたこのトンネルは、Moki Tunnel(モキトンネル)と呼ばれています。対向車線がないので基本的には譲り合いです。前方からの乗り物に要注意(ちなみにニュージーランドでは一方通行の橋なども結構多いので、そこでも対向車とは譲り合いとなります)。
ニュージーランドにあるニュージーランドじゃない国。
着きました!ここからついにファンガモモナ。
1895年から存在していたファンガモモナ村は、1989年に独立を果たしてニュージーランド(立憲君主制)ではなくなり、共和制の国として、ファンガモモナ レパブリックになりました。
人口はたったの数十人。のどかな風景が広がる、素敵なところです。
共和制なので、大統領がいます。
現在は人間の大統領なのですが、実は2005年くらいまではずっとヤギや犬(プードル)などの動物が大統領を務めていたんです!
ファンガモモナには車だけでなくツーリングで来てる方もたくさんいて
“Whangamomona Hotel”でひと休み。
1903年に最初のホテルが建てられてから、一度火事で一部分がダメージを受けたため、1911年に建て替えられたそう。
私たちもワインを一杯♪リラックスした人がときが流れていました。
こんな気持ちいい天気の日にお外でワインは最高。
こちらのホテルはカフェ兼バーになっており、旅の途中に寄って休憩するには最適です。
ファンガモモナのTシャツやグッズも販売されています。
落ち着いた雰囲気のお店ですね。
世界一簡単に押してもらえる入国スタンプ!?
ここは別の国にはなりますが、特に入国審査はありません。
自由に入って出ていけるんです。
ワインを飲んだお店のカウンターで入国スタンプをGET!!
スタンプくださーいって言ったら普通にくれるので簡単♪
英語で質問するなら”Could I get a visa entry stamp?”
もしくはパスポートを出してスタンプを押してもらいたいページを見せながら”Would you please put a stamp here?”
などと聞いてもいいですね。
(※でも何ドルか忘れましたが、いくらかお金がかかります。でも数ドルです)
ニュージーランドにいながら、まさか外国に行けて入国スタンプをもらえるなんて思ってもみませんでした。
このスタンプは世界一周している人でも、なかなか持ってないレアなものかもですね!
Whangamomona Hotelの基本情報
Forgotten World Highwayを運転し、ファンガモモナに来たらカフェ&バーで一服。
も良いですが、ここで宿泊というのも良いかもしれませんね!
私は泊まらずに目的地である富士山そっくりの山まで真っすぐ行っちゃいましたが。
Whangamomona Hotelの公式HPを覗いてみると、1泊$150ほどで泊まれるみたいです。
■住所:6018 Ohura Road, Whangamomona 4396
■営業時間:毎日10:00am-10:00pm(夏)/木~日曜日のみ営業(冬)
ファンガモモナに入り、そのまま道のりに進んで行けばホテルはあるので、迷うことはないかと思います♪
是非、島国ニュージーランドから陸路で行ける外国へ足を運んでみてください(^^)