ワーキングホリデー(以下ワーホリ)に行くのに英語力がある程度高くないと行けないという決まりは全くありません。
実際に”Hello.”、”Thank you.”、”Please.”しか話せない人でもワーホリ来ている方はいます。
むしろ自身の英語力がネックでワーホリや海外を遠ざけてしまっているのであれば、とっても勿体ない!!!
「今行きたい!」のなら今行くべきなんです!(笑)
英語力を気にしすぎる必要がない理由
■ワーホリ目的が英語力UPでない
当たり前ですが、ワーホリに行くにも人それぞれ目的が異なります。
私がワーホリ中(ニュージーランド)で出会った人の中にも、こんな人たちがいました。
Mさん:
農業について専門的に学んできている方。
ニュージーランドの農業の実態を知りたい、実際に農業体験したい。
Fさん:
姉弟で来ていてニュージーランド一周の旅+季節労働(農場でフルーツもぎ取ったり箱に詰めたり)
仲良しすぎます!!(笑)
目的が達成できれば、それで良いと思います。
■基本的なやり取りの繰り返し
最近は世界一周している人も増えてきていますが、その人たちが皆さん英語堪能かといえばそうではないハズです。
頻繁に英語を使う場面といえば、
レストランでの注文やお店での店員とのやりとりですが
メニューがありますし、怪しい発音でも欲しいものを指さしてニコニコしていたら大抵わかってくれます。単語の羅列でも全然良いんです(伝われば)!
スーパーも”Hi, how are you?” “I’m good.” “Thank you.”
さえ言えれば大体乗り切れます。
あとは何度も同じような場面に出くわしていると自然と「何を聞かれているか」などわかってくるようになりますよ。
■ジェスチャーや表情で乗り切れる
皆さん、母国語で会話する際に言葉のみで会話している訳ではないと思います。自然と体を使ったり表情を変えながら話しますよね!
それでも伝わらなければ、「書く」
絵でもスペルでも何でもいいです。
他にも、「実物を見せる」方法もありますし何とでもなりますよ。
現在私のバイト先のケバブ屋さんでも、8割くらいジェスチャーと表情で会話している気がしますね。(笑)
ケバブ屋さんで一緒に働かせてもらっている人たちはトルコ人なのでトルコ語が母国語、英語が第二外国語になります。
お互い英語が第二言語で、さらに母国のアクセントの問題やらなんやらで英語を話しても、、、あれ。通じない…
なんてことざらにあります(^^)
“This” (キッチンの方を指さされる)
“Clean” (皿洗いのジェスチャー)
“Come back” (指で表現)
ケバブボスのこの動きと言葉で(言葉がなかったとしても)、これを洗って綺麗にして戻ってくればいいんだと予想はできるはずです。
持っているものをフルに使って表現しましょう。
■ネイティブと話す場面は案外少ない
ワーホリでは語学学校で出来た友達、旅先で会った他のワーホリで来ている人や旅人と仲良くなることが多いんですね。
彼らも英語が第二言語だったりするので、出来る会話にも限界があります。
でもお互い第二言語として英語を話すことの大変さを知っているので分かり合えます。
相手が何を伝えたいのか理解しようとしてくれる方が多いですし、お互いの母国語を教え合ったりして楽しいですよ♪
ちなみに私は韓国語、中国語、ドイツ語、トルコ語など…
本当に簡単な短い言葉ばかりですが、現地で友達になった人たちから学びました。
本当にいろんな国から来ている人たちとの出会いがあるので気が付くと世界中に友達が!なんてこともあり得ると思います。
■英語力の前に度胸を持つべし
英語に苦手意識があると、どうしても間違いを恐れて言葉を発することを躊躇してしまう方が本当に多いんです。(特に日本人!!!)
「伝わらなかったらどうしよう」
「間違ってたらどうしよう」
私もそう思って何度も何度も、言葉がもう喉の奥まで来ているのに勇気が出ずに言えないまま。勿体ないことを繰り返してきました。
間違えているかどうかは実際に発してみないとわかりません。
「間違えているかもしれないけど、言ってみよう!」の精神★
一歩前に進むためにとっても大切です。
単語でもいいので、とにかく声に出してみることで変わってきます。
伝わらなかったとしてもいいんです。間違えてもいいんです。
大事なのは「伝えよう」とする気持ちなので✨
勇気を出して一言でも多く言えた自分を褒めてあげましょう。
■英語ができないなりに得ることがある
「もっと英語が話せたら…」
あんなことや、こんなことができるのに。
自分の趣味についてもっと話せたら…
オススメな情報を教えてあげたいのに…
言葉の壁に立ち向かい、思うことがあるかもしれません。
私が高校生の頃、初めての海外でカナダへ語学研修に行ったときのことです。
初めて現地に住むカナダ人の家庭にホームステイをし、おしどり老夫婦に本当によくしてもらいました。
しかし、彼らが笑っているときに私は何が面白いのかわからずいつも一緒に笑えませんでした。
「一緒に冗談を言って笑ったりしたいな」
「もっといろんな話がしたいな」
そんなふうに感じたんです。
でも当時の私にはそこまでの英語力がなく、悔しくて一人夜寝る前にベッドで泣いたのを今でも覚えています。
え、そんなことで泣くかと思う方もいるかもしれませんが(笑)
どんな気持ちになるか、何を得るかは十人十色ですが、そこで得たことは必ずプラスに働いてくれると思います。
~まとめ~
■目的が達成できればOK
■言葉だけで伝えようとしなくてもOK(体全身をフル活用)
■いろんな国の文化や言語に触れられるチャンス
■英語力よりも度胸、伝えてみせるぜ精神が大切
■言葉の壁で得られるものがある
あまり英語にとらわれ過ぎずに、行きたいときに行くのが一番だと思います。