日本の当たり前はソロモンの当たり前じゃない!
日本で過ごしていたら当たり前なことも、やはり発展途上国では当然ではないことはあるものですね。
テレビなどでは聞いて知ってはいたものの、体験したのは初めてでした!
と同時に、自分がいかに普段の生活の中で発展途上国に無知で無関心だったかも思い知らされた気がします。
住所がない
最初、「え!?」って思ってしまったんですが、一般人が住む家には住所がありません。
でも州長などお偉いさんや空港など重要な施設には住所があるようですが、一般人にはないとのこと!!
そのため、もし現地で仲良くなった人やお世話になった方がいても直接その人の家に贈り物をすることができないんです。
なのでJICAのボランティア隊員さんの1人は、お世話になった大家さんや近所の人、職場の人にプレゼントを送れないことは残念だと言ってました。
でも郵便局はあります!
JICAの隊員さんたちが日本のご家族からの仕送り?や荷物やプレゼントを受け取る際、JICAの事務所的なところに送られ、そこに届いた荷物をそれぞれが取りに行くというスタイルでソロモン外からの荷物を受け取れるらしいです。
バス停がない
バスはあります。でもバス停はありません。
なので「あの建物の前」とか「○○の木の前」とか、目印でバスが止まり、人がバスを待ってます。
バスもワゴン車みたいな感じで「バスだよ!」と言われないと気づかないレベル(笑)
そしてなぜか”BAD LAND”(悪い島)ってステッカーが貼ってますが、そんな島じゃないので勘違いしないでくださいね!!!
運転手とバスの運賃のやり取りをする人が1人の合計2人、そして乗客。
お釣りは基本的にない!
と思ったほうが良いですね(笑)
あることもありますが、お釣りを間違えられたりすることもあるみたいなので要注意✨
終点まで行く場合は$5必要だが、その他はだいたい$3あれば大丈夫。($1=約15円なので$3なら45円でバスが乗れちゃう安さ)
なので、ちょうど払えるくらいの現金を持っていきましょう♪ちなみにですが、運賃は降りるときに渡します。
タイムテーブル(時刻表)はありません。
次のバスが来るまでひたすら待ちます。ラッキーであればすぐ乗れるし、場合によっては1時間とかも待たないと次のバスが来なかったり(笑)
それでも誰も文句言わないところが素敵✨
バスの中では次にストップする場所についてのアナウンスもありません。
降りるときに押すボタンもありません。
整理券みたいなものもありません。
なので1人で乗る場合は宿泊先のスタッフなどによく確認してからがいいですね!!!
タクシーで行くという手もありますが、バスの方が各段に安いのでバスが止まらないようなところに行く以外は使わない方がいいかもしれません。
十分な医療施設がない
施設が本当にないそうです。
緊急時も田舎に住んでいるソロモンの人たちは、1番大きい病院に行くのにもお金がかかります。
ソロモン諸島はこのようにいろいろな島々で成り立っているんですね。真ん中らへんの最も大きな島が皆さんも1度は耳にしたことがあるかもしれない「ガダルカナル島」。
このように陸続きでないことが病院へのアクセスを困難にさせてしまっています。
首都ホニアラの病院でさえ、対処できる病気は限られていて大きな病気の場合はオーストラリアまで行かなければならないそうです。。。
お金も時間も限られているので、本当に緊急な時はもう手遅れになってしまうそう。
だからお世話になったJICAの隊員の方々も少し怖いと仰ってました。
健康でい続けることの大切さをひしひしと感じます。
お湯が出ない(ところもある)
これは、日本でも3か月間お湯がほぼ出なかった経験があったので、大丈夫だったんですが(笑)
お湯が出ない生活は、ソロモンのガダルカナル島、首都ホニアラではなく!
そこから国内線の小さな飛行機に乗って約1時間で行ける島にある「セゲ」という街というか村でのこと。
ホニアラでお湯がそんなに問題なくお湯が出ていたので、セゲも勝手にお湯は出るものだと思い込んでいました!
お湯がでないので当然ですが、水でシャワーを浴びます。
ラッキーなことにソロモンは年中あたたかいんで♡…とは言っても頭から水をかぶって全身洗うのは意外に寒いものです。心臓がびっくりします‼
この生活をJICAの一部の方は2年間するんだと考えると、本当にすごいと思います。
冬に水シャワーだったら悲惨でしたね(笑)
セゲでの生活も近々UPしますので、ここでは詳しく話さないでおきます♪
まとめ
私たちが普段何気なく当たり前に利用しているものがない、なんてことを体感できた貴重な旅でした。
日本に住んでる私たちは本当に恵まれていると感じたし、なんかちょっと欲がなくなりました(笑)
災害があればインフラに支障が出るけど、それ以外は使えるのが普通だし。
バス停はしっかりあって、目的地もアナウンスしてくれるし、それだけではなく丁寧に細かいアナウンスもしてくれます。「お釣りがない」なんてほぼほぼ聞いたことないですよね!
次いつ来るかわからないバスを日本人は待てるのだろうか...絶対苦情殺到な気がします(笑)
でも何年か後、このソロモンがどのような姿になっているのか、純粋に楽しみです♪
また数年後にでも、行けたらいいなと思います(^^)